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【投資初心者必見】空売りの注意点 売りの損失は青天井⁉

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空売りの注意点 売りの損失は青天井⁉

空売りで売り建てのポジションを保有する時に最もリスクとして意識しておかなければならないことは、投資資金以上の損失を被る可能性があるということです。

現物取引で最大の損失は投資資金までです。投資資金に100万円入金して取引し、仮に投資先の企業が倒産危機のニュースが流れて株価が急落しても損失は投資資金の100万円までです。

ですが空売りは株価の上昇分が損失になりますが、株価の上昇には限界がありません。企業の業績が絶好調で、その業績に連動して株価がどんどん上昇して1年で株価は10倍以上になってしまうような超成長株です。この手の銘柄の株価の上昇スピードは非常に速いです。数週間で株価が2倍になるようなケースも見受けられます。

空売りした銘柄の株価が2倍になれば投資資金はゼロになります。もしもレバレッジを使って証拠金の3倍の空売りのポジションを保有していれば株価がたった3割上昇しただけで投資資金はゼロになります。

 

空売りで一発退場、大損をしないための銘柄選びに注意すべき点

中小型株への空売りで売りポジションを保有することは危険と言えます。売買の対象とする銘柄は時価総額の大きな成熟企業で、今後更なる業績拡大が難しいような企業が好ましいといえます。

およそ時価総額1000億円未満の中小型株は値動きが非常に激しいため、ニュース1つで株価が値幅制限いっぱいまで変動する可能性が高いためリスクが高いです。

時価総額が大きなトヨタ自動車や三菱UFJ銀行などは、企業にとって大きなメリットになるようなニュースが出て寄り付きから大量の買い注文が出たとしてもせいぜい3~5%程度の上昇なので一発退場は避けられます。空売りは一歩間違えると大きなダメージを負うことになるので銘柄選びは慎重に行う方が良いでしょう。

中小型株でも現物の買いポジションを持ったまま、短期的な空売りで売りヘッジのポジションを持つのであれば非常に効果的な方法だと思います。

 

好業績銘柄への投資は禁止

空売りを行う銘柄を選別する際は企業の業績にも目を通しておきましょう。

銘柄を選ぶ際に企業の業績に注目して売買を判断している投資家が非常に多いです。そのため好業績の銘柄は買い需要が優勢で、株価も上昇しやすいため空売り対象銘柄からは外す方がベターです。

企業業績が前年対比で比較した際に減収や減益になっている企業やこれまで業績が順調に拡大していたけど、直近では伸びが鈍化してきた銘柄が空売りを行う銘柄としては効果的です。企業の株価を判断するPERやPBRなどの指標も参考にするといいでしょう。

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特に後者のこれまでは好業績&業績拡大から株価が大きく買われてきた銘柄の株価は割高な水準で、過去の株価と比較しても高値圏で推移しているため業績の伸びが鈍化するタイミングを上手く読み取り空売りを売り建てのポジションを作ることが出来れば今後の株価の下落で大きな利益を得ることが出来るでしょう。

株価は上昇する時よりも下落するときの方が速い速度で下落していきます。これまで買われてきて高値圏で推移する株価は買いのポジションを保有する投資家が圧倒的に多い状況です。そのため一旦下落トレンドに突入すると、それらの買いで保有する投資家のポジションが次々に売り注文として市場に出て株価の下押し圧力となります。

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業績は平凡もしくは赤字基調でも世の中の流れに沿った事業を行う中小企業への空売りは危険

企業の業績は赤字でも、世の中の需要や流れに沿ったことメイン事業にしている中小企業への空売りは避けた方が無難です。

そもそも赤字の原因が新規事業への積極投資などを行っているからであり、これらは今後大きく成長するための先行投資のための費用です。これから業績を拡大させる可能性のある中小企業は何か好材料となるニュースが発表される可能性が高いです。

例えば大企業との資本業務提携などのニュースです。ビックネームの企業との業務提携が行われると、中小型企業の将来的な業績の伸びに大きく影響すると考えられます。

将来の業績拡大を予想した投資家の買い注文が殺到し、ニュースが出た翌日から2~3日ストップ高が続くというケースも時折見られます。

基本的に空売りを行うことが出来る銘柄は出来高が多く、流動性の高い銘柄であることが多いです。そのためこのようなタイプの企業で空売りが出来る銘柄はそんなに多くないのですが、上記のような最悪の事態に直面すると株式市場からの一発退場させられたうえ、借金も抱え込む可能性も十分に考えられるため空売りを行う前には必ず事業内容と業績、1日当たりの取引量と流動性を確認しておき最悪の事態を想定したうえで、リスクが許容範囲に収まる場合のみ売買を行うようにしましょう。

 

 

東証が定める空売り規制と新規空売り禁止銘柄とは⁉

空売り規制とは⁉

51単元以上の信用新規売り注文を直近公表価格以下で発注することは金融商品取引法施工令により禁止されており、これを「空売り規制」という。

簡単に言うと「空売り規制がかかると今の株価と同じ価格、もしくは安い価格で大量の空売り注文(51単元以上=5100株以上)を市場に出すことを禁止します。」という内容になっています。

更に51単元以下であればいいのかと言えばそういうわけでもありません。50単元以下の空売り注文を繰り返しは注することも違反行為に該当する可能性があります。

大きな資金力を持つ個人投資家や機関投資家に、売り崩しなどの株価の値動きを意図的に操作されないようにするための規制であると言えます。

 

空売り規制が発動する条件

前日比-10%以上の株価下落が確認されると空売り規制が発動されます。

終値ベースの下落幅ではなく、取引時間中に一瞬でも-10%を超す下落幅を記録したケースが対象になります。

空売り規制が発動すると翌日の取引終了まで規制は続きます。

 

【例】

株価の値動きにはトレンドが存在します。例えば上昇トレンドで高値圏まで上昇した銘柄には買いのポジションを保有する投資家が多くいます。その状況で大量の信用の新規の売り注文が意図的に出されたと仮定して考えます。

特に機関投資家は少なくとも何億、何十億という多額のトレード資金で売買しており、この資金力で株価に巨大な売り圧力を加えられると株価は大きく下落します。最初の大きな下落きっかけとなり「上昇トレンドが終了したのではないか?」と判断する投資家が利益確定注文もしくは損切注文を次々に市場に出されたことで株価は前日比-10%を超える下落に発展します。

このタイミングで空売り規制が発動します。

 

いったん株価が大きく下落したタイミングで、更に大きな売り圧力をかけると株価の下落は更に加速します。すると多くの投資家は大きな株価の下落に驚き、この株価の急落に巻き込まれないように我こそは先に売り逃げようとパニック的な売り注文を出します。

急落から自律反発的な値動きで株価が戻したタイミングで、大口の資金を取引する投資家が新規の空売り注文を追加することで売りが売りを呼ぶ連鎖的な値動きに発展し株価の下落スピードはさらに加速します。いったん始まった株価のトレンドは継続性があるため、その後も株価はどんどん下落していきます。

 

このような株価の値動きの習性は多くの投資家が知っているため、資金力を武器に株価操作を行わせないように「空売り規制」が存在します。

 

空売り規制後の注文方法の規制

→エクセルでお手製ローソク足作成

株価上昇時の空売り規制
上昇→下落
高い価格、同じ価格 〇
安い価格 ×

株価下落時の空売り規制
下落→上昇
高い価格 〇
同じ価格、安い価格 ×

 

 

空売り規制後の値動き

空売りが可能な貸借銘柄が1日で-10%株価が下落すると翌日の引けまでは空売り規制が発動します。

空売り注文の上限が50単元以下に制限されることで大口の投資家からの売り圧力が和らいだことで株価の下落も止まります。

これ以上は株価が下がらないと判断した今まで空売りを行っていた投資家は、売りポジションを解消のため買戻しを行います。

売り圧力が和らぐと同時に買い需要が発生するため、この時の自律反発の上昇の値動きは非常に早く急激に下げ幅を縮小します。

貸借銘柄に空売り規制が発動されてからのこの値動きが起こることは多くの投資家が知っているため、投資家は素早い投資判断が求められます。特に大口の少数の投資家が売り圧力の主体となっていた銘柄ほど早い傾向にあります。

 

 

空売りの踏み上げによる株価が急騰するケース

この記事では実際の銘柄の値動きを例と照らし合わせて検証したいと思います。

空売りで新規でポジションを形成する時に多くの投資家の戦略として多いのが上値抵抗線近辺の価格帯で空売りを行うことです。

株価の上昇を妨げる価格帯はほぼ全ての銘柄に存在します。上値抵抗線とは、多くの投資家がその銘柄を上値根抵抗線の価格帯で保有しており、その後株価が下落したことでそれらの投資家は含み損を抱えている状態です。

その含み損から再度、株価が上昇したタイミングでは損を取り返そうと売りに動いてきます。それらの投資家が多ければ多いほど、株価の上昇を抑える上値抵抗線はより強力なものになります。

 

株価が上昇してきて上値抵抗線に近づいたタイミングで空売りをし、株価が下落したタイミングで買い戻すことが空売りを行う際の王道の投資戦略です。

ですがこの戦略は裏目に出ると、大きな損失をこうむることになります。

 

実際の株価チャート分析

こちらの銘柄の株価チャートを見てください。

ファイバーゲートの日足チャート

ファイバーゲートの株価は2000円台を超えたあたりから、陽線が連続で出現して大幅上昇しています。

この銘柄の株価を週足チャートで見るとこれまでの株価は2135円を強力な上値に、何度も株価の上昇を押さえつけられていることが分かります。これだけ横ばいの期間が長く続くと2135円で毎度毎度、株価が下落する絶好の空売り銘柄であると把握している投資家は多いことが分かり、つまりは2135円近辺で空売りのポジションを形成している投資家は非常に多いことが分かります。

そのため同様に空売りのポジションを形成していた投資家は、今回の株価の急騰で大きな損失を計上、もしくは含み損を抱えている状態です。

この株価の急騰の背景には、空売りポジションを保有していた多くの投資家の買戻し注文であることが分かります。

 

更に株式投資の手法には上値ブレイク投資法というものがあります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

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チャートの転換点「上値抵抗線と下値支持線」から値動きを先読みしたブレイク投資法とは⁉

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上値ブレイク投資法を簡単に説明すると株価が一定の高値を超えてきたタイミングで株を買う投資法です。今まで株価の上昇を押さえつけられていた価格帯を超えてくると株価の上昇スピードは加速する傾向にあります。これまで株価の上昇を押さえつけていたのは株を買いで保有する投資家の含み損のポジションです。株価が高値を更新してきたことでこれまでは含み損で保有していた投資家の心理が大きく改善され、「売り注文を取り消して、株価の上昇が続く限り保有継続。売り圧力が和らぐ。」「手持ちの株が含み益になったことで、上昇する株価であることを投資家が確信し、更に買い増す投資家が増加する。」

更に先ほど紹介した空売りの買戻し注文もありますし、この上値ブレイク投資法が世の中の多くの投資家に知られている投資法であることも株価の上昇スピードが加速する理由の1つです。

 

株価が急騰する背景には、上記の様々な理由があります。ファイバーゲートのチャートの株価の急騰もこれらの要因が含まれていたことで、このような凄まじい急騰に繋がったと考えられます。

 

このような一定のレンジ内で株価が上下する銘柄はレンジ内で推移している期間は空売りに適した銘柄ですが、いったん株価がこれまでのレンジの上限の上値抵抗線を突破してくると株価は下落することなく大幅上昇を演じます。

株価が上値抵抗線を超えてきて含み損を抱えており、「もう一度、レンジ内に戻らないかなぁ。」などと損切の判断を先延ばしにしていると更に株価は上昇し含み損を大幅に拡大させることになりかねません。

株式投資の売買は買いでも売りでも投資判断は先延ばしにするべきではなく、売買を行う前に損切を行う価格帯を事前に決めておく必要があります。含み損が小さいうちに損切が出来ない投資家は株のポジションを保有した直後に、損切注文を出しておくことも1つの方法です。このような週刊を徹底すれば売買を行う前の段階でその投資に対するリスクを事前に確定しておくことが出来ます。

 

株の購入と同時に条件付きの損切注文を市場に出しておくことで株価が予想とは反対の値動きをすれば強制的な損切りを実行することができ、損失も売買を行う前の段階で決めておいたた損失額にとどめることが出来ます。

損切りの判断を先延ばしにしてしまいがちな投資家は、損切りを株価の値動きに合わせた裁量で行うのではなく、このように半強制的に損切注文が発動するようにしておけば投資成績を向上させることが出来ます。

 

反対に損切り注文が発動することなく株価が想定通りの値動きをすれば、その期間はポジションの保有を継続し含み益を伸ばします。

例えば買いのポジションを25日移動平均線基準に銘柄の保有期間を判断するとします。株価が25日移動平均線を下値支持に上昇し続ける期間中は保有を継続するとし、25日移動平均線を株価が下抜ければ売り注文が発動する条件付き成り行き注文を出しておきます。すると株価の上昇トレンドが続く期間中は手持ちの保有株の含み益を伸ばし続けることが出来ますし、上昇トレンドが終了し下降トレンドに転換した時は条件付きの売り注文で利益確定を行うことが出来ます。日々の株価の変動に合わせて条件付きの売り注文を更新する必要はありますが、ほぼ放置で利益を伸ばし続けることが出来ます。

条件付きの売り注文は1か月先までの日付を設定して出しておくことが出来ますし、注文の更新は1~2分もあれば十分に行うことが出来ます。サラリーマンで日中に相場の値動きを見ることが出来ない兼業投資家にもってこいの投資法だと私は思います。

 

 

反対に空売りで下落を想定したケース

空売りを実行するのは株価が移動平均線を下回ってから行います。この時は損切の逆指値注文は移動平均線の上に出しておきます。

株価は移動平均線の上で推移すると値動きは強く、下で推移すると値動きは弱くなります。移動平均線は期間内で株を購入した投資家の平均価格が移動平均線になるので、株価が移動平均線の下で推移する時は多くの投資家は含み損を抱えている状態なので損切が出やすい状況で、買い増しの注文も出にくい状態だといえます。これらの状況は多くの投資家が知っていることなので、新規の買い手の投資家からの買い注文も出にくくなり結果、移動平均線の下で株価が推移する時は株価が弱含みしやすくなります。

そのため株価が移動平均線の下で推移する時は空売りの保有を継続し、株価が移動平均線を上抜けてきたら株価の強含みを懸念したリスク回避の損切で買戻しを行います。この買戻し注文も損切注文であるため、先ほどと同様に条件付きの損切注文をポジション保有直後に市場に出しておきます。あとは日々の値動きに合わせて条件付き注文を更新していきます。

条件付きの損切注文は、損失額が拡大する方向へ変更することは行いません。買いポジションであれば損切りポイントを引き下げることは禁止、売りポジションであれば損切りのポイントを引き上げることは禁止します。損切りを早い段階で徹底して行うことが、トレードの損益率を向上させるには欠かせないので非常に重要な項目になります。

 

 

 

記事のまとめ

一定のレンジ内での値動きが長期間続く銘柄は良いトレード機会を与える銘柄であると同時に、大きなリスクを潜んでいることも自覚したうえで売買を行うことが重要。(ファイバーゲートの空売りの買戻しによる踏み上げ、株価急騰で売りポジションの損失リスク)

 

空売りで大きな損失を防ぐためには損切りの判断を素早く行い、素早い注文を出す必要がある。損切りを実際に行えず、ついつい先延ばしにしてしまいがちな投資家はポジションの保有と同時に市場に条件付きの損切注文を出しておくとよい。すると半強制的な損切で損失額を限定し、株価が想定通りの値動きを続ける間は含み益を伸ばし続けることが出来る。

 

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  • この記事を書いた人

nico

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