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【安全性分析】インタレストカバレッジレシオの業界平均は?業種別に解説!

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今回の記事では「インタレストカバレッジレシオ」について解説します。

「インタレストカバレッジレシオ」とは企業の安全性を分析する財務指標の1つです。

安全性を分析する財務指標には、例えば「自己資本比率」や「流動比率」など有名です。

ですが「インタレストカバレッジレシオは初めて聞いた」という人は多いのではないでしょうか?

この記事を読めばインタレストカバレッジレシオとは何か?、正しい使い方、計算方法、使う時の注意点が分かります。

「インタレストカバレッジレシオ」とは?

「インタレストカバレッジレシオってなに?」の画像

「インタレストカバレッジレシオ」とは、借入金返済にかかる支払利息を稼いだ営業利益からどれくらい余裕をもって返済できているかを判断する指標です。

借金の「支払利息」会社の「利益」を比較することで、企業の安全性(金利への負担能力)を調べます。

金融機関が企業に融資する時に業界平均と企業を比較して判断されます。

ちなみにインタレストカバレッジレシオの言葉には「インタレスト→支払利息」、「カバレッジ→カバー、賄う」、「レシオ→割合」と意味があり、略して「ICR」とも呼ばれます。

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インタレストカバレッジレシオの計算式は?

「インタレストカバレッジレシオの計算式は?」の画像

インタレストカバレッジレシオを計算する方法は2つあります。

いずれの計算式で出た値もインタレストカバレッジレシオは5倍、10倍といったように「倍」で表します。

インタレストカバレッジレシオの計算式⓵

こちらは計算式は必要最小限目の項目で計算されているため、インタレストカバレッジレシオの概算値が計算出来ます。

【インタレストカバレッジレシオ計算式⓵】

インタレストカバレッジレシオ(倍)
= 営業利益 ÷ 支払利息

「本業で稼いだ利益」と「支払う利息」の2つだけで、インタレストカバレッジレシオをシンプルに計算します。

より正確な値は下記の計算式⓶による計算方法になります。

インタレストカバレッジレシオの計算式⓶

計算式⓶はインタレストカバレッジレシオをより細かく正確に計算することが出来ます。

【インタレストカバレッジレシオ計算式⓶】

インタレストカバレッジレシオ(倍)
=(営業利益+受取利息+受取配当金)÷(支払利息+割引料)

※営業利益=売上高ー売上原価ー販管費

計算式⓵よりも「受取利息、受取配当金、割引料」の項目を追加した計算式なので、より正確な値のインタレストカバレッジレシオが計算出来ます。

これらの項目まで調べるのは手間、もしくは難しいケースもあるのでそのような時は計算式⓵で計算を行います。

インタレストカバレッジレシオの使い方は?

「インタレストカバレッジレシオの使い方は?」の画像

インタレストカバレッジレシオは「5倍」、「10倍」と倍率で表現します。

基本的に倍数が高いほど、インタレストカバレッジレシオは良好(安全性は高い)と判断されます。

ですが企業を分析する時に「数値が高い=良い企業」と判断するのではなく、業界の平均値との比較が重要です。

何故ならインタレストカバレッジレシオは業種別で平均値がかなり違います。

仮に「インタレストカバレッジレシオ 10倍」で良いと評価する業種もあれば、悪いと評価する業種もあります。

そのため企業のインタレストカバレッジレシオは値と企業が属する業界平均に対して「高いのか?」「低いのか?」を比較しましょう。

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インタレストカバレッジレシオの業界平均は?業界別に解説!

次にインタレストカバレッジレシオの業界平均を紹介します。

先ほども申し上げた通りインタレストカバレッジレシオは企業の属ずる業界で業界平均は大きく違います。

業種別に分析することを心掛けましょう。

インタレストカバレッジレシオの業界平均・業種別の画像

インタレストカバレッジレシオは企業の「儲けた利益」「支払う利息」から計算します。

そのため倍率の高い業種・企業は「収益性の高い業種・企業」、もしくは「少額の銀行借入で効率的に稼ぐ業種・企業」です。

業種 業種平均
医薬品 100~200倍
自動車 28倍
通信 24倍
精密機器 22倍
鉄鋼 19倍
化学 17倍
海運 13倍
食品 12倍
繊維 9倍
不動産 8倍
商社 4倍
水産 2~3倍
電力 2~3倍
鉄道 2~3倍

医薬品業界は業種別で比較すると業界平均値が異常に高いです。

グラフ表示の兼ね合い上、一覧表のみの記載ですが「インタレストカバレッジレシオ 100~200倍」と超高収益の業界です。

医薬開発には莫大なお金が必要ですが、薬が完成して世の中で販売されると莫大な利益を継続的に稼ぐことが出来ます。

対して電力業界、鉄道業界はインフラ関連なのでこちらも稼げる業界ですが事業の開始、拡大、維持、管理には大きなお金が必要です。

すると借入金額が大きくなって支払い利子額も増加することが理由でインタレストカバレッジレシオの業界平均の値は低くなります。

2倍~200倍と業界平均値が大きな差が開くので、インタレストカバレッジレシオは業種別に企業分析するように心掛けましょう。

インタレストカバレッジレシオは同じ「業種」、同じくらいの「事業規模」の企業同士で比較しましょう!

まとめ

今回の記事では「インタレストカバレッジレシオの業界平均は?業種別に解説!」をテーマに解説してきました。

記事の中で何回も申し上げている通り、インタレストカバレッジレシオは企業が属する業種平均の値と比較するようにしましょう。

「借入金額の違い」や「今までの銀行の付き合い方」で利子率が同業種内で違うこともあるので、同じくらいの事業規模の企業と比較することがおススメです。

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  • この記事を書いた人

nico

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