投資だけで生きていくことを目指す個人投資家のブログ

投資ダイヤル

会社分析

ミックス係数の使い方は?計算方法・業界平均を徹底解説!

更新日:

コチラは「ミックス係数」についての記事です。

バリュー株投資の有名投資家「ベンジャミン・グレアム」の愛用指標でもあり、銘柄分析におススメの指標です。

賢明なる投資家 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 (ウィザードブックシリーズ) [ ベンジャミン・グレアム ]
created by Rinker

成功投資家ならではの思考法・分析法が詰まった本なので、1度は読んでみることをおススメします。(特にミックス計数の本質について知りたい方!)

では「ミックス係数の使い方は?計算方法・業界平均を徹底解説!」といったテーマで解説します。

「ミックス係数」とは?

「ミックス計数ってなに?」の画像

「ミックス係数」とは、企業を当期純利益と純資産の両方からまとめで分析出来る指標です。

基本的には割安株投資、バリュー株投資に使われることが多い指標ですが、成長株に投資する際の割高感判断にも適しています。

Sponsored Link

ミックス係数の計算式は?

「ミックス計数の計算式は?」の画像

ミックス係数の計算式を紹介します。

ミックス計数の計算式の画像

ミックス係数は「ミックス係数=PER(株価収益率)×PBR(株価純資産倍率)」で計算します。

PERとPBRの値を掛け合わせた計算式なので、企業を収益性・純資産の両面から分析が出来ます。

実はPER・PBRは優れた指標ですが、単体で使うにはいくつかのデメリットがあります。

ミックス係数を使うことで各指標のデメリットをカバーし、企業を収益と純資産の両面から分析できる優れた指標です。

「PER」を簡単解説!

PERとは?

PERは別名「株価収益率」と言い、企業の当期純利益に対して株価の割安感・割高感を分析する指標です。

PERの計算式

PER(株価収益率)=時価総額÷当期純利益

「時価総額=企業価値」なので、企業の株価が企業価値に対して割高・割安の分析がPERで行えます。

「PBR」を簡単解説!

PBRとは?

PERは別名「株価純資産倍率」と言い、企業の純資産額に対して株価の割安感・割高感を分析する指標です。

PBRの計算式

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産

企業の保有する「純資産額」に対して、企業の株価が純資産価格に対して割高・割安の分析がPBRで行えます。

ミックス係数の使い方は?

「POINT」の画像

ミックス係数の使い方と分析の基準値、平均を解説します。

ミックス計数の使い方

ミックス計数は割安・割高と判断する目安値に対して、各企業のミックス係数を比較すればOKなので使い方は簡単です。

ミックス係数の企業平均は「86倍」です。

ですが米国のバリュー株投資家のベンジャミン・グレアムのミックス係数が「22.5倍」以下の銘柄を割安と判断する使い方をされています。

ミックス計数で割安の銘柄とは?

では「ミックス係数係数=22.5倍」はどんな銘柄なのでしょうか?計算してみました。

ミックス係数が22.5倍の銘柄は「PER15倍、PBR1.5倍」の企業です。

PER15倍×PBR1.5倍=ミックス係数22.5倍

勿論、上記の基準よりも「PERが高くPBRが低い銘柄」のケースや「PERが低くPBRが高い銘柄」のケースも考えられますが、中央値は上記の値になります。

日経225銘柄にミックス計数を当てはめる!

日経225銘柄にミックス計数を当てはめて考えます。

日経平均株価のPERは「平均11~15倍」で推移しており、PBRは「平均1~1.4倍」で推移してます。

日経平均株価は225企業で算出されており、その中には割高銘柄・割安銘柄が混合して存在します。

PER・PBRの平均値は割高株が指標の平均値を引き上げていることが予測されます。

ミックス計数の使い方のおススメは「日経225銘柄選定→ミックス係数分析→割安株発見」といった使い方です。

日経平均構成銘柄は日本の優良企業で構成される指数なので、企業の倒産リスクも低く安心して投資できますね。

Sponsored Link

ミックス計数の基準・業界平均は?

「ミックス計数の平均・目安は?」の画像

次に日本の有名企業のミックス係数を紹介します。

指数で株価分析を行う際は業界平均、同規模のライバル企業を基準にして比較することが重要です。

業界が違えば仕事内容が違いますし、企業規模が違えば運営方法が違います。

必ず同じ業界・同じ事業規模の企業と比較しましょう。

現在、超割安水準で放置されている2つの業種と銘柄を紹介します。

※全て2019年10月時点のデータで計算してます。

≪業界比較≫自動車業界/トヨタ自動車

トヨタ自動車のミックス計数は?

「トヨタ自動車」のミックス係数を計算します。

トヨタ自動車の週足チャートの画像

ミックス計数で自動車業界の株価を計算すると、割安銘柄が多く超バリュー株の宝庫であることが分かりました。

トヨタ自動車のPERとPBRの画像

トヨタは「PER9.24倍、PBR1.02倍」です。

ミックス係数を計算すると、

PER9.24倍×PBR1.02倍=ミックス係数9.42倍

になります。

企業平均86倍、割安基準22.5倍に対して、トヨタのミックス係数は「9.42倍」と超割安です。

自動車業界のミックス係数の平均は?

自動車業界の主要企業のミックス係数をまとめました。

≪自動車業界のミックス係数≫

企業名 PER PBR ミックス計数
日産 16.66 0.48 7.99
三菱 11.61 0.79 9.17
本田 7.51 0.58 4.35
スズキ 12.71 1.46 18.55

こちらの主要企業よりミックス係数の自動車業の平均を計算しました。

【自動車業界のミックス計数の平均】

(9.42+7.99+9.17+4.35+18.55)÷5=9.89

自動車の業界平均は「9.89倍」と、割安株の目安である「22.5倍」を大きく下回ります。

≪業界比較≫銀行業界/三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行のミックス計数は?

三菱UFJのミックス係数を計算します。

三菱UFJ銀行の週足チャートの画像

現在は銀行株も自動車株と同様に割安水準で推移する銘柄が多いとミックス計数から計算出来ます。

三菱UFJ銀行のPERとPBRの画像

三菱UFJは「PER7.72倍、PBR0.42倍」です。

ミックス係数を計算すると、

PER 7.72倍×PBR 0.42倍=ミックス係数 3.24倍

になります。

企業平均86倍、割安基準22.5倍に対して、三菱UFJ銀行のミックス係数は「3.24倍」とトヨタよりも更に割安です。

銀行業界のミックス係数の平均は?

銀行業界の主要企業のミックス係数はコチラです。

≪銀行業界のミックス係数≫

企業名 PER PBR ミックス計数
みずほ銀行 8.82 0.47 4.14
三井住友銀行 7.13 0.47 3.35
新生銀行 6.89 0.41 2.82

こちらの主要企業よりミックス係数の銀行業界の平均を計算しました。

【銀行業界のミックス計数の平均】

(3.24+4.14+3.35+2.82)÷4=3.38

銀行業界の平均は「3.38倍」と、割安株の目安である「22.5倍」を大きく下回ります。

他の業界のミックス係数は?

ミックス係数で割安と判断できる業界を2つ紹介しましたが、他の業界も同様に計算してみました。

≪ミックス係数を業界比較≫小売業界

小売業界の主要企業のミックス係数はコチラです。

≪小売業界のミックス係数≫

企業名 PER PBR ミックス計数
ニトリ 23.62 3.34 78.92
ZOZO 34.08 34.01 1159.06
ユニクロ 37.66 6.46 243.28

こちらの主要企業よりミックス係数の小売業界の平均を計算しました。

【小売業界のミックス計数の平均】

(78.92+1159.06+243.28)÷3=493.75

小売業界の平均は「492.75倍」と、割安株の目安である「22.5倍」を大きく上回ります。

≪ミックス係数を業界比較≫食品業界

食品業界の主要企業のミックス計数はコチラです。

≪食品業界のミックス係数≫

企業名 PER PBR ミックス計数
カルビー 25.70 2.92 75.04
明治HD 16.65 2.13 35.46
キリンHD 35.54 2.24 79.6

【食品業界のミックス計数の平均】

(75.04+35.46+79.60)÷4=63.36

食品業界の平均は「63.36倍」と、割安株の目安である「22.5倍」を大きく上回ります。

≪ミックス係数を業界比較≫ゲーム業界

ゲーム業界の主要企業のミックス計数はコチラです。

≪ゲーム業界のミックス係数≫

企業名 PER PBR ミックス係数
任天堂 25.26 3.46 87.40
DeNA 34.46 1.15 39.63
スクエニ 32.54 2.93 95.34

【ゲーム業界のミックス計数の平均】

(87.40+39.63+95.34)÷3=74.12

ゲーム業界の平均は「74.12倍」と、割安株の目安である「22.5倍」を大きく上回ります。

まとめ

「まとめ」の画像

以上、「ミックス係数の使い方は?平均・目安を徹底解説!」でした。

PER、PBRは優れた指標ですが、各指標単体のデメリット・不十分なポイントはミックス係数を使ってカバーしましょう。

ミックス係数を詳しく知りたい方、もしくは割安株投資(バリュー株投資)を深く勉強したい方はベンジャミン・グレアムのこちらの本がおススメです!

賢明なる投資家 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 (ウィザードブックシリーズ) [ ベンジャミン・グレアム ]
created by Rinker

PERは企業の現在の業績から株価の割安・割高を判断する指標です。

ですが今後の成長率を含めて計算する指標である「PEGレシオ」をご存知ですか?

「PEGレシオ」について、こちらの記事で詳しく紹介してます。

PEGレシオとは?PERの欠点を補う割安分析!使い方・平均は?

今回記事では「PEGレシオ」について解説します。 株価の割高・割安を分析する指標に「PER(株価収益率)」があります。 あまり聞きなれないPEGレシオですが、実はPER(株価収益率)の欠点を補って株価 ...

続きを見る

Sponsored Link

  • この記事を書いた人

nico

-会社分析

Copyright© 投資ダイヤル , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.