投資だけで生きていくことを目指す個人投資家のブログ

投資ダイヤル

株式投資

株価の下落が止まらない、低PER銘柄に隠された本当の理由とは⁉

更新日:

低PER銘柄の株価が上昇しない隠された理由

今回は割安株投資(バリュー株投資)を行うにあたってPERから分析を行う際の注意点について記事にしていきます。

 

株を買うときは割高銘柄よりも、割安である銘柄を買いたいですよね。

好業績の企業を割安の株価で手に入れられれば、株価が下落する可能性が低く本来の適正価格まで価格を戻すときに値上がり益が期待できると考えて投資する投資家は多いと思います。

 

ただそのPER分析が本当に正しい数値であるのかを考えていきます。

鉄鋼業のA社のPERは10倍で推移しています。

その時の日経平均株価のPERは14倍前後、鉄鋼業の平均PERは15倍です。

 

PERは一般的な割安と呼ばれる水準以下で、市場の平均値も大きく下回っています。ですがA社の株価は上昇することなく下落トレンドが続いています。

今回はこの理由について考えていきます。

 

皆さんはこの理由をどう考えるでしょうか。単にA社が不人気なのか、市場から注目を浴びていないだけでもうすぐ買われだすだろうと考えるのか。

人によって分析結果は異なると思いますが、今回は私なりに割安株投資(バリュー株投資)の注意点について分析してみたいと思います。

 

 

ここからは例を使って考えてみましょう。今回の例ではPERを使います。

株価の割高・割安を判断する指標「PER(株価収益率)」とは?

Contents1 PERとは2 計算式3 PERの目安4 PERを計算してみよう4.1 投資先企業の安全性を調べる財務指標!4.2 株価の割高・割安を判断する指標!4.3 企業が利益を稼ぐ効率性を調 ...

続きを見る

【例】株価1000円、1株当たり利益100円、PER10倍の鉄鋼業を行うA社があるとします。この時の鉄鋼の業種平均のPERは15倍です。(日経平均全体のPER14倍程度の時)

→業種平均のPERと個別株A社のPERを比較するとA社の株価は割安と判断できます。PERは割安になっているのに株価は下落しているので、割安と判断し購入したケース。

 

このケースで株価が下落基調になっているということは、自分以外の多くの投資家が株価を割安だと思っていない点に注意が必要です。

他の投資家達と同じ投資行動をとっていては大きな利益を上げることが出来ませんが、なぜ売りに動いている投資家が多いのかその理由をしっかりと見極める必要があります。

 

今回のPERの計算では、A社のPER10倍は確かに割安な水準です。日経平均株価のPERとも鉄鋼の業種平均PERと比較しても、それらを下回る水準にあります。

ただそれでも株価は下落基調なので、その理由を分析して解明しなければなりません。

今回のケースでまず最初に考えられるのはこのPERの数値は現状の資料から計算したものでしかないという点です。今後このA社の利益がどんどん縮小していくと考えたらどうでしょうか。

このように考える投資家が多いために株価は下落基調にあると推測して見ます。

 

仮に業績の悪化から事業縮小へ追い込まれて、来期のA社の1株当たり利益は50円に大幅に減少すると予測します。

株価は先の業績を見越して動きます。投資家達の期待や先読みから株価のトレンドは形成されることが多いです。

 

株価は1000円のままで、1株当たり利益は50円(業績悪化後の来期予想値)で計算すると今のA社のPERは20倍になります。

すると手元の資料では、割安と判断されていたA社のPERも来期以降の業績を予想するとかなりの割高銘柄になってしまいます。

 

1株当たり利益50円で計算すると、株価が750円まで下落するとA社のPERは鉄鋼の業種平均と同じ15倍になります。

この予想では株価750円が下値の目安とされますが、今後の更なる業績の悪化から更に下落する可能性も考えられます。

 

その上、業種平均と同じ水準になっただけでは株価が買われる理由にはなりません。

Sponsored Link

  • この記事を書いた人

nico

-株式投資

Copyright© 投資ダイヤル , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.