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投資先企業の安全性を調べる財務指標「固定比率」とは?

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固定比率

固定比率とは

固定資産と自己資金を比較したもの。固定資産を購入した資金が、返済義務のない自己資本で何%賄われているかを判断する指標。

 

固定資産は、不要になった時の買い手を見つけるのが難しいものが大半です。

もし万がいち会社の経営が悪化した時に、資産を売却してお金を作らなければならない事態が発生したとします。このもしもの時に固定資産は現金にすぐに変えるのが物凄く困難です。

そのため企業が現金化しにくい固定資産を購入する時は、銀行から借入して購入するのではなく返済が不要である自己資金を使って購入するのが好ましいという理由から固定比率という考え方があります。

 

 

会社の資産は、「流動資産」「固定資産」に分類されます。

流動資産とは、1年以内に現金化される資産のことです。

【例】現金、預金、売掛金、棚卸資産など

 

固定資産とは、1年以上の期間保有する目的で購入する資産のこと。

【例】建物、土地、特許などの権利類など

↓固定資産を更に詳しく。

固定資産は、有形固定資産無形固定資産に分類されます。

有形固定資産とは、資産が実態として存在する資産のことです。

【例】土地、建物、機械装置及び運搬具、工具器具、リース資産、建設仮勘定など

 

無形固定資産とは、実態のない権利等の資産のこと。

【例】特許権、商標権(のれん)、借地権など

 

 

固定比率の計算式

 

固定比率=固定資産÷自己資本

 

固定比率をもっと詳しく

 

固定比率のおおよその目安としては

理想企業 100%以内

適正基準 100%~180%

過剰投資 180%~

業種によっても平均値が結構違ってきます

 

各業種の平均値を書き出しています。企業数の少ない業種では測定した年によって数値がぶれるので数年分のデータから平均値を使って比較しましょう。

 

固定比率100%以内の低い業種

→証券業、銀行業、保険業

 

固定比率100%前後で推移している業種

→建設業、情報通信業、卸売業、サービス業

 

固定比率120%前後~180%以下で推移している業種

→製造業、漁業、倉庫業、石炭鉱業

 

固定比率180%以上で推移している業種

→不動産業、飲食宿泊業、小売業、運輸業

 

共通点として、大きな設備投資を必要とする業種は、事業拡大の際に借り入れる金額が大きくなるので必然的に固定比率は高く推移する傾向にあります。

 

例えばガス会社や電力会社などが特徴的です。これらの業種で事業を行うためには巨大な設備が必要になるので、固定比率は400%前後で推移することが多いです。

 

固定比率は、他の財務指標と同様に会社単体で考えるのではなく同業種の企業と比較することが大切です。

業種ごとの固定比率の平均値は毎年発表されています。なので固定比率を会社同士で見極める時は必ず同じ業種内で比較するようにしましょう。

かつ同じくらいの会社規模の企業同士で比較して、投資を考えている企業の固定比率が適正水準なのかもしくは高すぎるのかと比較して判断するべきです。

 

 

固定比率と一緒に見るべき指標

 

似ている指標として「固定長期適合率」があります。

資産規模が必然的に大きくなってしまうガス会社や電力会社などの会社の雲影に大きな資産を必要とする企業の場合は、手元資金の自己資本だけで計算式を作ると参考にならないくらいの高い数値になってしまいます。

 

それを改善すべく存在する財務指標が、「長期固定適合率」です。

 

固定比率の分子は「自己資本」だけでしたが、固定長期適合率は分子に「自己資本+固定負債」で計算をします。

 

固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)

 

固定負債とは

銀行などからお金を借りた際に、返済までの期間が1年以上先である長期の借入負債。

固定負債はすぐに返済義務のない長期的な借金です。なのですぐに返済に追われることがないため、同じ1年以上の期間である固定資産の規模を比較する時に合わせて考えられます。

 

専業投資家ケロ
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専業投資家ケロ
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