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多重移動平均線

多重移動平均線の基本【期間の設定】

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多重移動平均線のパラメーター設定

楽天証券の多重移動平均線の画像

多重移動平均線のパラメータの設定方法の説明記事です。

多重移動平均線は、楽天証券のチャートソフトで使用できるテクニカル指標です。

通常の移動平均線より株価の値動きのトレンド分析に優れているテクニカル指標のため、筆者には欠かせないテクニカル指標となっています。

この多重移動平均線は「期間」と「表示本数」の設定次第でチャート上での表示が大きく変わるため、分析も異なります。

取引する銘柄や売買期間でも正しい設定方法は異なるので、状況に応じた設定方法を紹介します。

初期のデフォルトの設定

多重移動平均線のパラメーターの設定は「最短期間」、「最長期間」、「本数」の3つの設定を行うことが出来ます。

「最短期間 5、最長期間 75、 本数 15」の設定が初期状態の最もベーシックな設定です。

ちなみに私自身は多重移動平均線の「最短期間」と「本数」を変更することはありません。

多重移動平均線の期間の設定

多重移動平均線の設定を変更する時は「最長期間」のみを取引の時間軸に応じた設定に変更してトレードします。

なぜなら多重移動平均線の「最短期間」を短く設定すると、多重移動平均線の短期線が過剰反応します。

最短期間の設定が5日ということは、単純移動平均線で言うなら5日移動平均線と同じ意味合いです。

短期移動平均線を2日に設定すると、1日の株価の値動きにいちいち反応して移動平均線が上を向いたり下を向いたりします。

こような移動平均線が上下に敏感に反応するよう出は株価の方向性の分析が行えません。

つまり本来なら売買を行ってはいけないポイントで不要な注文を出してしまい損失に繋がるケースが考えられます。

そのため多重移動平均線でも「最短期間」はデフォルトの「5」、もしくは「10」の設定で使用します。

多重移動平均線の表示本数

多重移動平均線の「表示本数」に関しても設定を変更することはありません。

筆者はでデフォルトの「15本」で使用しています。

本数は多少は減らしても良いですが、「5本」もしくは「8本」まで減らすことはおススメできません。

本数が少なくなればそもそも多重移動平均線を使う必要が無くなります。

株価の値動き、トレンドをより分析しやすくするために多くの本数で分析する指標が多重移動平均線です。

そのため筆者は「15本」と多重移動平均線を最も多く表示できる設定で使用してます。

※楽天証券のPC版の多重移動平均線では最大14本までの表示が可能

多重移動平均線に限らずどのテクニカル指標にも100%確実な使い方はありません。人それぞれ指標の使い方も違えば見方も設定も違います。その上、取引スタイルもそれぞれなので個人の売買スタイルによって使い易いようにされるのが最終的には良いかと思います。

設定を必要以上に変更すると多重移動平均線の本来の良さが薄れるので一気に変更せず、初期の設定を少しずつ変更すると良いでしょう。

多重移動平均線の設定変更の注意点

多重移動平均線は単純移動平均線をベースに作られたテクニカル指標です。

多重移動平均線設定を単純移動平均線に当てはめて考えると「多重移動平均線の最短期間 5=5日移動平均線」、「最長期間 75=75日移動平均線」で同じです。

「5日の移動平均線」と「75日移動平均線」の間に、残りの13本の移動平均線を引いて合計15本で表示させたものが多重移動平均線です。

多重移動平均線の設定画面の画像

多重移動平均線の設定画面です。「最短期間は2~99」「最長期間は3~100」「本数は2~15」で変更できます。

多重移動平均線の設定期間を変更

ここからは多重移動平均線の設定を変更して、多重移動平均線がチャート上にどのように表示されるかを見ていきましょう。

「最短期間 5」、「最長期間 75」、「本数 15」

多重移動平均線の設定画面の画像1

多重移動平均線の初期設定ままの状態です。

「最短期間 5」、「最長期間 40」、「本数 15」

多重移動平均線の設定画面の画像2

最長期間を「40」に短く変更しました。

「最短期間 5」、「最長期間 20」、「本数 15本」

多重移動平均線の設定画面の画像3

最長期間を「20」に更に短く設定しました。

初期の「最長期間 75」の設定に比べて、最長期間を短くすると多重移動平均線の反応が敏感になります。

逆に最長期間を長くすると株価の変化に対して反応が遅くはなりますが、チャート上の売買サインにダマしが発生しにくくなります。

同じ期間の株価チャートでも、赤い矢印と四角内のチャートでの表示のされ方が違うことが分かります。

そのため銘柄や売買期間に合った設定を行うことが重要ですね!

多重移動平均線を使ったトレンド分析法

多重移動平均線の最大表示本数は15本で、株価のトレンド分析が得意なテクニカル指標です。

ですが移動平均線の本数が15本と多いので、使慣れていない方は混乱する方もいるのではないでしょうか?

そのような方には多重移動平均線を3つの期間に分けて分析するとおススメです。

15本の多重移動平均線を1本1本を別々に見るのでは無く、多重移動平均線を5本ずつの「短期」、「中期」、「長期」の3つの分類分けを行います。

短期トレンド→最も期間の短い5本の線(=短期線)

中期トレンド→6本目~10本目の多重移動平均線(=中期線)

長期トレンド→11本目~15本目の多重移動平均線(=長期線)

と大きく3つに分けて考えます。

  多重移動平均線
短期トレンド 1~5本の多重移動平均線
中期トレンド 6~10本目の多重移動平均線
長期トレンド 11~15本目の多重移動平均線

多重移動平均線は3つの期間に分けて考えます。そのため1本1本の多重移動平均線の変化・反応に神経質になる必要はなく、むしろ多重移動平均線全体の大きな動きを大まかに見るくらいが丁度良いです。

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多重移動平均線で株価トレンドを分析

株価の全体のトレンドは多重移動平均線の中期~長期のおよそ10本の多重移動平均線の方向・角度で判断します。

トレンド分析の際は短期線の動き・反応無視して考えます。株価の大きなトレンドは中期線、長期線の動きが重要です。

①多重移動平均線で株価の方向性を判断

多重移動平均線の線の向きは株価の値動きの方向を表します。

上方向に向く→株価は上昇傾向

下方向に向く→株価は下落傾向

多重移動平均線の短期の線であるほど、下落が一時的に止まっただけでも横ばいになりやすいです。

そのため株価のトレンド分析には多重移動平均線の中期線から長期線を使います。

②多重移動平均線の間隔は株価の勢い

多重移動平均線の間隔は株価の勢いを表します。

多重移動平均線の多くが下を向く中、線の間隔が拡大傾向にあると株価は更に下落する可能性が考えられます。

株価が「下落→上昇」転じるには多重移動平均線が「横這い→集束」する必要があります。

短期線が長期戦に対して乖離している間は株価が動く勢いは衰えていないと判断できます。

多重移動平均線で判断する上昇トレンド

多重移動平均線の上昇トレンドの株価チャートの画像

多重移動平均線の多くが上方向を向いています。

株価は上昇、下落を繰り返しながら価格が変化します。
株価の一時的な調整局面では多重移動平均線は下方向に向き、再び上昇トレンドが開始する時には多重移動平均線が上方向に向きます。

上記のチャートで株価のトレンドが「上昇→下落(押し目)」「下落(押し目)→上昇」へと転換するポイントでは多重移動平均線が1本の束のように集束していることが分かります。

この集束が株価のトレンドが切り替わる間際に発生するシグナルサインです。非常に重要なサインです。

多重移動平均線で判断する下落トレンド

多重移動平均線の下落トレンドの株価チャートの画像

多重移動平均線のほとんどが下の方向を向き、多重移動平均線の間隔もどんどん拡大している点がポイントです。

株価が安値を切り下げるごとに多重移動平均線同士の間隔が拡大しています。

先ほどの上昇トレンドのような多重移動平均線同士が1つの束になるような集束のサインが確認出来ない限り、株価のトレンドは継続します。

多重移動平均線で売買を実践

多重移動平均線ならIPOセカンダリー銘柄の分析も可能

私は東証株式市場に上場して1年以内の銘柄への投資を行います。このような銘柄への投資をIPO銘柄のセカンダリー投資と言います。

IPO銘柄へのセカンダリー投資では、特に成長企業に絞った銘柄への投資を行っており、このような銘柄は大きな値上がり益が期待出来る銘柄が非常に多いです。

短期間で株価が20%、30%それ以上と大きな値上がり益が期待できるので、投資資金額に対して大きなリターンが狙えるというのが投資を行う理由です。

ただ上場後間もない銘柄にはテクニカル指標を表示させても「上手く機能しない」もしくは「指標からの情報が不十分、もしくは未完成」であるケースが多いことが問題です。

多重移動平均線はIPOセカンダリー銘柄分析もOK

一目均衡表などは典型的です。

6556ウェルビ―の株式上場後の株価チャートの画像1

一目均衡表自体は超有名なテクニカル指標ですが、上昇直後の銘柄の日足チャートでは本来の形が表示されません。

表示されている情報が少ない上、もはや一目均衡表なのかすらも分からない状態です。

同じ銘柄のチャートに多重移動平均線を表示させています。

初期設定の最長期間75日から、最長期間25日に変更しました。

多重移動平均線の設定は、「最短期間5日、最長期間75日、本数15本」というのが初期の設定です。

IPO銘柄のセカンダリー投資はチャートを形成している期間が短いので、多重移動平均線の最長期間も「25」と短く設定します。

多重移動平均線で利益確定した売買例

次に実際の株価の値動きと売買ポイントを当てはめて説明します。

1ヶ月半ほどの保有で25%以上の値上がり益を得られた東証マザーズに上場する「6556ウェルビー」です。

私は3000円前後あたりから買い始め、合計1600株で+140万ほどの利益が得られました。1ヶ月半で25%の値上がりなので上出来です。

説明の記事に信ぴょう性を持たせる為に一応、売買記録を載せておきますね。セカンド口座のライブスター証券の取引記録で、利益確定をした際の売り注文の履歴です。

1/9と1/16に2回に分けて利益確定をしました。

こちらはウェルビーの日足チャートです。

この日足チャート上では多重移動平均線が7本ほどしか引かれていません。

「最短期間5日、最長期間75日、本数15本」が初期設定なので少し変更する必要があります。

上場直後のチャートの期間が短い銘柄は最長期間を短く設定してあげる必要があります。

銘柄によって調整する必要がありますが、この時の私は最長期間を25日に変更して判断しました。最短期間と本数は初期設定のままです。

多重移動平均線の最長期間を変更したチャートがこちらです。
最長期間が短くなって、最短5日から最長25日の期間の中で15本の多重移動平均線が引かれています。先ほどよりも多くの本数が表示されています。

多重移動平均線で売買ポイントを解説

①と②と書いているポイントで2点底を作っています。
最初の買い注文は②の価格帯から上昇する直前で買い注文を入れたので、買った直後に上昇しました。

株価の価格帯の底堅さから買いを判断しましたが、この時点では多重移動平均線は考慮せずに動いています。

「2点底形成間近→大きめの陽線→窓開けの急騰」で予想通り2点底を形成し株価は上昇に転じたので強いと判断しました。そのため次に少し下げた時に買い増しを狙っていました。

ここでの多重移動平均線の判断としては「多重移動平均線の集束ポイントは株価の下値支持線もしくは上値抵抗線になる価格帯である」ということを頭に入れておきましょう。

多重移動平均線が最も集束ポイントをチェックします。

赤い横線を引いているのが多重移動平均線の集束ポイントの中心の価格帯です。多重移動平均線が一か所に集まっているので直ぐに判断できます。

上場後のチャート期間はまだ2か月ほどと短いのに、既にこの期間中に上値抵抗線として2回、下値支持線として1回機能していることが分かります。

そのため「下値支持線になる予想」と書かれている箇所では株価を下支えして上昇に動き出す直前のポイントで、買い注文を入れるには絶好のポイントです。

私は「損失のリスクを極力小さく、損切りのポイントは買う前に明確に」ということを常に考えて投資しています。

上記の下値支持線のポイントでの買いは、すぐ下の多重移動平均線の集束ポイントを株価が下回ったら損切りを行います。

「下支え」と記入した価格帯は、多重移動平均線の集束より株価の支持線となっていると判断できます。そのため株価が下抜ければ、株価は上昇することなく横這いの値動きが続くと判断できます。

私は上抜け直後の価格帯と3200円台~3300円台のもみ合いでも2回の買い増しを行いました。

 この後の3200~3300円台での買い増し分は、上昇することなく3130円の下値支持線まで下落してきたら損切りをする予定でしたが予想通り株価は上昇しました。

この時の損切りを行う価格帯は3130円の今までは上値抵抗線(今の下値支持線)として機能していた価格帯で損切りを行う価格帯になります。

3200~3300円台の押し目で買った買い増し分で損失を計算しても、おおよそ2%の損失に抑えられているのでリスク管理も申し分ありません。

多重移動平均線を使った損切りに関して、
こちらでも紹介しています‼

その後は事前に想定していた損切りポイントにタッチすることなく上昇トレンドに入っています。この期間の多重移動平均線は上方向に奇麗上昇しております。この上昇が続く限り、保有株の利益を伸ばしたいところです。

購入後、1か月後くらいにトレンドが転換するという合図がでました。

多重移動平均線がデッドクロスしたことで、売買の売りシグナルのサインが出ました。

これまで順調に上昇傾向にあった多重移動平均線が下方向に切り返し、株価は下落トレンドに切り替わりました。

株価の上昇トレンドラインも株価が割れていますし、多重移動平均線の短期線と中期線の合計10本の線が長期線を次々にデッドクロスしています。

このように多重移動平均線の多くがこのように一斉に下向きになると、株価の下落は簡単に止まることなくしばらく下落が続く強力な転換サインです。

そのため私は2回に分けて利益確定をしました。

1回目は多重移動平均線の短期線が下向きに変わったタイミングです。

2回目は、多重移動平均線の短期線が明確にデッドクロスし、その上中期線までもが下向きに変わったのを理由に判断しました。

その後の株価動向です。

多重移動平均線から株価トレンドの転換サインが出てからは下落トレンドでの推移に切り替わっており、安値では私の買った3000円台まで再び下落しています。

以上、多重移動平均線の期間の設定の仕方~実際に使用した売買の例の記事でした。

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  • この記事を書いた人

nico

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