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酒田五法で利益確定!株価の天井形成のチャートパターンは?

更新日:

酒田五法の8つの天井形成シグナルを紹介します。

このチャート形状が高値圏で出現すると、上昇トレンドが終了し、天井を付けた可能性が高いと判断出来ます。

紹介するサインは「株価の天井付近」以外で出現すると全く違う意味なので注意しましょう。

Contents

酒田五法「波高い線」とは?

「波高い線」の画像

「波高い線」のチャート解説

波高い線の解説画像

「波高い線」のポイント⓵

波乱相場を意味するチャートパターンになります。この長い上髭を伸ばしている十字線に近いローソク足が出現していることに注目です。こちらが酒田五法で言う「波高い線」になります。

これまでの上昇トレンドの流れを引き継いでこの日も寄付きから大きく上昇するも、途中から利益確定の売り注文が大量に出現し大きく下落します。

取引を終えてみると多くの取引が行われた割には、始値とほぼ変わらない価格帯で引けております。

ここで安値から買ってきた大口保有の投資家は利益確定をし、既に撤退済みであることが1つの予測として考えられます。

この段階では一時的な利益確定の可能性もあり、相場がこれまで通り上昇していく可能性も考えられるのでまだ分かりません。

「波高い線」のポイント⓶

ここでは出来高に注目します。値動きの分析に対して、出来高を併用することで株価の需給関係が分かります。

出来高を「ポイント②の上昇トレンド期間中の出来高の推移」に対して、「ポイント①のローソク足の形成時の出来高」を比較してみましょう。

このチャート内の最後のローソク足では株価は下落しているのに、上昇トレンドの際の出来高よりも増えているのが分かります。

これまでの上昇トレンドでは「株価上昇時(陽線)に出来高増加」、「株価下落時(陰線)に出来高減少」というパターンが続いています。

これは「下落エネルギー<上昇エネルギー」で、出来高の増減から上昇のパワーの方が強いことが判断できます。

ですがこのポイント①での波高い線形成後の陰線では、これまでの上昇トレンドの出来高よりも増加しているのが分かります。

これまで上昇エネルギーが優先だったものが、下落エネルギーが優勢に切り替わっていることが判断できます。

 

そのためこの段階では買い手よりも売り手の方が圧力が優勢であるということが考えられます。

この後の株価推移としては翌日のローソク足次第です。この株価の上昇トレンドが強いものなら翌日も強い形状のローソク足が出現して売り圧力を切り返して上昇するのならトレンドは継続すると考えられます。

 

ただし「陰線+出来高増加」が続くのなら天井形成のサインと判断して良さそうです。

 

この段階では、これまで買い手が優勢だった需給環境が「買い需要=売り需要」で拮抗して株価が上下に大きく動いた状態が、波高い線になります。

上記したように翌日以降のローソク足次第で、株価の先行きはまだ分かりませんが「買い手が減り、売り手が増加基調にある。」ということは判断できます。

翌日以降も上昇トレンドが続くのなら一安心ですが、もう1段上昇したら株価が次こそ天井を形成する可能性も考えられるということを頭に入れておくべきでしょう。

 

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酒田五法「下げ足のカブセ」とは?

下げ足のカブセの画像

「下げ足のカブセ」のチャート解説

「下げ足のカブセ」のポイント⓵

株価は上昇トレンドが続いていて、高値圏に株価はあります。ポイント①では、前日の終値よりも寄付きでは高く始まるも大きく売られて大陰線で終えています。これは酒田五法では「抱き線」と呼びます。

酒田五法の「下げ足のカブセ」はこれだけで完成ではないのですが、この「高寄りしてからの大陰線」だけでも天井形成のシグナルとして相当強いサインであるということが分かります。

 

ここで出来高もあわせて確認しましょう。

この大陰線の作成の際にかなりの量の出来高が積みあがっていることが分かります。これはこれまでの上昇トレンドで保有してきた既存の投資家が、利益確定に動いたことが分かります。それもかなりの投資家が売っています。

 

出来高は株価の値動きの裏付けを示している面があります。つまり出来高が多いとその方向への進むと考えている投資家が多いという判断になります。今回のケースだと「この天井で利益確定売りをする」と考えて売っている人が多いということです。

株価の高値圏の陰線でこれだけ多く出来高が積みあがっていると酒田五法の弱気サインを後押しするシグナルと考えられます。

 

「下げ足のカブセ」のポイント⓶

ここでは前日の大陰線にはらむような形で陽線が出現しています。今回は陽線になっていますが、ここは陽線でも陰線でもこのローソク足の組み合わせを「はらみ線」と呼びます。こちらのチャートパターンも株価の弱気サインです。

その翌日には寄付きで高く始まったあと売られて陰線になっています。この陰線は前日の陽線の価格帯に割り込むような形で終えています。こちらも弱気サインで酒田五法では「カブセ線」と呼びます。

ポイント①からの一連の流れで「下げ足のカブセ」は完成です。

 

「抱き線」→「はらみ線」→「カブセ線」は酒田五法の全て弱気シグナルです。この弱気サインが短期間で連続的に出現しているので株価の天井形成は間違いないと言えそうです。

この最後のカブセ線が、仮に陽線が出現して大陰線が現れる前の価格帯にすぐに戻すようならトレンドの継続が期待できる可能性があるのですが「大きく下落した後の株価の戻りが鈍く、その後にカブセ線が出現している」のでこのローソク足で天井形成が完了したと言えそうです。

酒田五法「団子天井」とは?

「団子天井」のチャート解説

「団子天井」のポイント⓵

半円を描きながら株価が緩やかに下落していくチャート形状「団子天井」と言います。

高値圏で大陰線等で大きく下落するわけではないので、「株価の値動きは強い=もう一度上昇する」と勘違いしがちのチャート形状です。

短期間で大きく下落しているチャート形状ではないにしろ、この価格帯に株価が到達してからは陰線の出現頻度が高くなっています。

「大きく下落しないけど陰線が多い」ということは、寄付きの段階では比較的株価は高く寄り付くが取引時間中に上昇が続かずに売られて下げやすくなっているということがこのチャートから判断できます。

上昇トレンドならば出来高の量は「陰線<陽線」になります。ですが、この団子天井のケースでは下落しだしてから出来高の減少が見られません。むしろ下落している日の方が出来高は増加しているので、下落の圧力の方が優勢になっていることが見て分かります。

「団子天井」のポイント⓶

緩やかに下落していくので見切り売りの判断が付きにくいチャート形状なので、ずるずると下落していきますがポイント②では窓を開けて下落します。

ここまでは判断をなかなか下せなかったとしても、この段階では決断を下さないと大きな下落に巻き込まれることになりかねません。

「窓を開けて下落+出来高増加」とチャートから明確なサインが出ているので、ここから更に大きく下落するであろうことが読み取れます。

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酒田五法「上位で陰線五本」とは?

「上位で陰線五本」のチャート解説

 

「上位で陰線五本」のポイント⓵

しばらく上昇トレンドが続いてきた天井付近で「陰線が5本連続」で出現していることに注目です。これは売り注文が多く出現していることが分かります。

買い注文に対して、利益確定売りもしくは空売り注文が増えてきている状態です。寄付きから大きく値を下げているわけではなく、この段階では極端に売り優勢とまではいきません。ですが徐々に買い方が不利な状況に変化してきていることが分かります。

買い注文が途切れた時には大きく値を崩すことが考えられるので、保有している銘柄であれば売っておく方が無難と言えます。

「上位で陰線五本」のポイント⓶

ここでは出来高の減少が見られないことに注目です。

これまでの上昇トレンドの期間中は「陽線=出来高増加」「陰線=出来高減少」と上昇日の方が出来高が多いので買い優勢の需給関係だったことが値動き以外に出来高からも分かります。

株価が天井圏に近付いてきて酒田五法の「上位で陰線五本」のチャートパターンが出現している時には出来高が減少していません。

むしろ増加している日もあるので、ここからはこう読み解けます。

買い方は「株価が上昇すると読んでこれまでと同じくらいの買い注文を出している状況」です。

売り方は「下落すると思い、買い手の注文数以上の売り注文を出し、その結果株価が弱含んでいる状況」と判断することが出来ます。

この出来高分析からもどうやら売り手が優勢であるということには間違いないようです。

酒田五法「首吊り線」とは?

「首吊り線」のチャート解説

首つり線は、ローソク足単体で見ると下ひげが長いため「一旦売られて下落はしたが、すぐに買い戻されて下値では買い需要が潜んでいるため強いローソク足のサイン」であると判断する人が意外と多いのではないでしょうか?

しかしこれは間違った考え方です。確かに下落トレンドが長く続いたのちの底値付近で「首吊り線」のような下ひげの長いローソク足が出たのならこの考え方で良いと思います。

ただ今回のケースでは天井近辺で、このローソク足が出現しています。

このケースは、株価の天井が近いため売りを判断するべきです。

これまでは株価の上昇トレンドが続いてきたのちに、首吊り線が出ています。首吊り線の形成時では、寄付きで多くの成行寄付き注文が出て窓を開けて上昇して寄り付いています。

ただしその後は、株価は上昇することなく寄付きを高値に利益確定の売り注文が殺到し、下落に転じています。

大陰線になるかと思いきや、下落後は買い注文が入り下ひげを伸ばす形となりました。

ここでは上昇前から買ってきた投資家は利益確定をして既にこの銘柄からは撤退済みです。首吊り線の下ひげ部分で買った投資家が比較的株を多く保有しているので平均所得単価は高めであることが分かります。

つまり少し株価が下落すれば、含み損の投資家が増えて損切りとしての売り圧力に変わり株価が下落しやすくなります。

 

首吊り線が出たからと言って、すぐに下落するわけでは天井は近いと考えておく方が良いと思います!

出来高の推移もあわせて分析

これまでの株価の上昇トレンドの出来高の推移に比べて、「首吊り線」が出現したローソク足では出来高が増加しています。

上記したように寄付きで高く寄った後に、利益確定の売り注文で大きく下落してから新規の買い手によって買い戻されたから出来高も膨らんでいます。

これは出来高でチャートを分析するにしても、悪いサインです。出来高は株価のその方向へと進むパワーを表しているので、今回は下落圧力を強いことを表しています。

売られてからの買戻しで出来高は増加していることを考慮しても、ここから長く保有するべきではないと考えられます。

つまり酒田五法によるチャート分析と出来高分析で判断すれば、この場合は売りだと判断することになります。

酒田五法「捨て子線」とは?

「捨て子線」のチャート解説

「捨て子線」のポイント⓵

ここのポイント①の赤枠内の「十字線(クロス線)」の出現がポイントになります。この段階で判断出来るのはこれまで順調に買うかが上昇してきてからの十字線が出現しているということです。

十字線とは簡単にいうと「売り需要=買い需要」でそれぞれのエネルギーが拮抗している状態です。

これまでは奇麗な上昇トレンドが続いてきているので買い需要が優勢であることが分かります。これまでは劣勢だった売り需要が買い需要と同数出現したことがこの十字線(クロス線)から読み解くことが出来ます。

「捨て子線」のポイント⓶

十字線(クロス線)が出現した翌日に大陰線で大きく下落しています。

寄付きから成行の売り注文が殺到し窓を開けた下落で取引が始まり、取引時間中も更に売られて下落しているのでこれまで買い需要が優勢だった需給関係は完全に反転したことが分かります。

このチャートパターンだけでも天井形成はほぼ間違いないのですが、下落の際に出来高を伴った値動きであることにも注目です。

出来高の増加というのは株価の値動きの裏付けであると考えられます。今回は下落日に出来高がこれまでの推移以上に増加しているので、下落トレンドに転換ことがより明確になるサインとして考えられます。

酒田五法「三手放たれ寄せ線」とは?

「三手放たれ寄せ線」のチャート解説

「三手放たれ寄せ線」のポイント⓵

窓を開けて急騰します。その後も下落することなく、3本連続で陽線が出現して買い手が有利な強い値動きであることが分かります。

この際に出来高も増加しているので、値動きの裏付けもあり上昇パワーが感じられます。

「三手放たれ寄せ線」のポイント⓶

ポイント①の赤枠内までは強い株価の基調が続いていますが、ポイント②では基調に変化が見られます。十字線(クロス線)が出現します。

十字線は、「買い需要=売り需要」であることを表しています。これまでは買い需要が勝っていたため、勢いよく上昇してきましたがここで拮抗した状態になります。これまで上昇分の一部下落して下げる可能性が考えられるので一旦は売りの判断になります。

酒田五法「ツタイ線の打ち返し」とは?

「ツタイ線の打ち返し」のチャート解説

「ツタイ線の打ち返し」のポイント⓵

上昇相場で前日よりも下回った位置で出現する連続した陰線を「ツタイ線」と言います。上げ三法もチャート形状としては近いものがありますが、前日の終値を簡単に切り下げている点に注目です。

ポイント①までの株価の値動きには全く問題が見当たらないのですが、ポイント①に注目しましょう。まず株価が上昇時と「同じくらいの下落幅」もしくは「上昇時の値幅以上の下落幅」で大きく下落しています。

この際に出来高が増加している点に注目です。出来高は、株価の進むパワーの強さを表しています。今回のような下落時にこれまでの上昇トレンドの時以上の出来高が積み上がっているケースからは、下落方向に進もうとする力の強さが確認出来て天井形成になる可能性が考えられます。

もし仮に出来高を伴っていなかったとしても下落した日の下げ幅がこれまでよりも大きくなった時は注意が必要です。これは買い手が減り、株価が下落しやすい状況になっている可能性が考えられます。

「ツタイ線の打ち返し」のポイント⓶

ここではこれまでの下落とは一転、大陽線が出現します。これも上げ三法に似たローソク足の並びになりますが、それぞれのローソク足の変動幅や価格の切り下げに注目してみれば違いが歴然です。

ここでも出来高に注目しましょう。大陽線を形成しているのに、出来高の増加は見られずに、これまでと同じくらいの出来高推移で大きな変化がありません。

変動値幅と出来高の増減は常に連動していなければなりません。つまり株価は大きく変化しているのに出来高は値幅のわりに少ないといった今回のようなケースは注意してチャートを見なければならないケースです。

大陽線なので一見すると強いローソク足のように見えますが、実際はダマしの値動きである可能性が高いと言えるサインです。

ローソク足で判断する分には、勘違いしてしましがちなチャートパターンですが出来高分析を絡めるとチャートの見え方が違ってきます。

まとめ

まとめの画像

投資初心者ペンペン
酒田五法で株価分析をする際の注意点があるらしいぞ‼
専業投資家ケロ
チャートのローソク足のパターン形成は、同じチャート形状でも株価の高値圏で出現するか安値圏で出現するかで全く意味が異なってくるよ。

そのため株価位置を少し長い時間軸のチャートで見てから酒田五法を照らし合わせて分析するようにした方が良いよ‼

投資初心者ペンペン
なるほどな‼底値形成時に出れば底打ちのサインでも、株価の高値圏で出ればまだまだ下落トレンドの初動で株価下落が続きそうだもんな。なるほど。

以上、こちらの記事では株価の先行きを酒田五法で判断するチャートパターンを紹介してきました。

ですが酒田五法のサインが出たからといって必ずしも株価がその方向に動くとは勿論限りません。

チャートのパターン形成を分析する限りは完璧といえるようなローソク足の組み合わせでも実際はダマシの値動きになり、本来の想定される値動きの方向とは逆に動き損失を被ることも十分に考えられます。

ダマシに遭遇しないために最もお勧めなテクニカル指標が「出来高」と値動きを合わせて分析する出来高分析が筆者はお勧めです。

「酒田五法」で今後の値動きの方向性を分析し、「出来高」の増減を照らし合わせて更に分析することで値動きの信頼性の裏付けの判断を下すことが出来ます。

数多くのテクニカル指標がある中でダマシによる想定外の値動きを回避するために最も優れているテクニカル指標が「出来高」であると考えているのでチャート分析を更に深めたい方にはおススメです。

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