【IPO】オファリングレシオで初値分析!需給から計算する方法は?


IPO, IPOセカンダリー, 投資, 新規上場, 新規公開株IPO投資で必須の指標「オファリングレシオ」を紹介します。

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この記事では「指標の意味」「計算方法」「使い方」の3つが分かります。

オファリングレシオとは?

「オファリングレシオってなに?」の画像


「オファリングレシオ」とは発行済株式総数のうち公開株の割合が何%かを示す指標です。
「公開株」とは?

「公開株」とは、IPO新規上場銘柄が資金を調達するために一般投資家向けに発行する株のことです。

※公開株=公募株+売出株+OA(オーバーアロットメント)

オファリングレシオは「一般投資家が売買できる株数は、全体の株数に対して何%あるのか?」が分かる指標!

「オファリングレシオ」の計算式は?

「オファリングレシオの計算式は?」の画像

このようにオファリングレシオは「オファリングレシオ=公開株数÷発行済株式総数×100(%)」で計算します。

上場前から元々ある株数合計に対し、上場の際に新規で発行する株数を割ってオファリングレシオを計算します。

※発行済株式総数=上場前の発行済み株式数+公募株数

オファリングレシオの使い方・目安は?

「オファリングレシオの平均・計算式は?」の画像

オファリングレシオの使い方

オファリングレシオはIPO新規公開株の買いと売りの需給関係を判断する指標です。

つまり「オファリングレシオが低い=売りが小さい」「オファリングレシオが高い=売りが大きい」と判断できます。

POINTIPO銘柄の初値は「買い手・売り手の需給関係」で決まります。

買い手が多いほど初値が高くなり、売り手が多いほど初値は低くなります!

オファリングレシオが低い銘柄は「買い手>売り手」で、IPO抽選では手に入りにくいが、レア度が高く初値が高くなりやすい!

オファリングレシオの目安は?

過去のIPO上場銘柄からオファリングレシオは「20-30%」が平均です。

過去の上場銘柄のオファリングレシオと初値騰落率の一覧です。

オファリングレシオ 銘柄割合 初値騰落率
~10% 5% +210%
10~20% 27% +120%
20~30% 41% +105%
30~40% 14% +80%
40~50% 6% +35%
50%~ 7% +2%

IPO銘柄全体の約40%が「オファリングレシオ20~30%」で、初値騰落率は「平均+105%」です。

オファリングレシオ10%以下の銘柄は全体銘柄数の約5%しかありません。

ですが希少性の高さから上場時には買い注文が殺到する傾向にあり、初値騰落率は「平均+210%」と驚きの値です!(初値が公開価格の3.1倍)

対してオファリングレシオが50%超えの銘柄の初値騰落率は「平均+2%」です。
こちらは平均値なのでIPO銘柄を個別に見ると、初値が公開価格割れの銘柄も結構多いので注意しましょう!

オファリングレシオは「平均値20-30%」に対して高いか低いかで需給関係が分かる!低いほど「手に入りにくい、レア度が高い銘柄」で、上場時の初値が高くなりやすい!

まとめ

オファリングレシオはIPO新規公開株の需給関係を判断するために有効な指標です。

「公開株数」の分析にはオファリングレシオで十分ですが、需給は他にも「業種」「業績」「時価総額」「期待値」「大株主」「主幹事証券」「上場時の地合い」などで大きく変動します。

そのため「オファリングレシオが低い→需給良好→初値高騰」とはいかないことも多いので注意しましょう。

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