小型株へ投資する理由
僕は小型株への投資を積極的にします。むしろ中型株、大型株への投資はしません。
理由は小型株への投資の方が大きな投資リターンが期待できるからです。
トヨタ自動車やソフトバンクのような大企業の株価が2倍になるのと、誰も知らない小型銘柄の株価が2倍になるのでは難易度が全く違います。小型株の方が可能性がはるかに高いです。
順番に解説します。
期待値が大きい
株価上昇の期待値が大きい点が小型株に投資する1番の魅力です。
時価総額が「10億→100億」で10倍株はわりと簡単に上昇します。でも「1000億→1兆」へは相当な材料が無いと無理です。
株価が10倍になると投資資金「100万→1000万」になり、別物になります。小型株投資の魅力はこの期待値の大きさです。
投資期間は前者は数カ月で起こることもありますが、後者は数年~10年単位です。
つまり大きな株価上昇が短期間で起こることが多いのが小型株投資の1番の魅力です。
事業の見極めがしやすい
小型株は事業の見極めがしやすい企業が多いです。
大企業は1つの会社で「A事業、B事業、C事業」と複数の事業を展開します。
- A事業→伸びてる→好調
- B事業→為替の悪影響→不調
- C事業→新規事業で準備段階→先行き不明
↑の場合、結局のところ良いのか悪いのか判断が難しくなります。
対して事業が1つのみだと成長の期待値を判断することはわりと簡単です。イメージがしやすくなります。
機関投資家不在
小型株には大口投資家が参加できない点も魅力です。特にやっかいな機関投資家が不在です。
機関投資家は全ての銘柄に空売りを仕掛けることが可能です。資金力が莫大なので株価を大きく動かすことが可能です。
なので「この銘柄を下げて利益を出す」と決まれば、株価が下がるまでとことん空売りを仕掛けて株価を下げます。
機関投資家は何十億、何百億と資金力が大きいので時価総額が小さい銘柄には参加しません。銘柄の規模が小さすぎるからです。
時価総額200億を超えると機関投資家の空売りが入っている銘柄が多いように感じます。
投資の醍醐味、夢がある
僕は「小型株投資こそ投資の醍醐味」と思ってます。
やはり夢があるかは大事です。成熟した大型企業に投資しても、数年間でせいぜい数%の利益と配当金くらいです。
でも小型株は株価が数倍~数10倍になることもあるので、期待値がまるで違います。
小型株の見分け方
小型株投資はおススメですが、小型株なら何でも良いわけではありません。
小型の無名株は危険な銘柄が多いです。業績が悪く、財務の安全性も低いなどの理由から投資家の買いが入らず株価が安く放置されているから小型株なのです。
↑のリスクがあるからこそ株価上昇の期待値が大きいので仕方が無い部分でもあります。
企業分析をしっかりと行った上で投資し、損切りを行わないいと株価が平気で半分になるケースも多いです。小型株は中型・大型株以上に見極めが大事です。
時価総額
まずは小型株の定義を説明します。
小型・中型・大型で見分けるのは「時価総額」です。基本中の基本ですが超重要です。
小型株の定義ですが僕は「時価総額100億円以下=小型株」が基準です。
大目に時価総額100億半ばまでなら小型株と判断しても良いですが、時価総額が200億を超えると中型株です。僕は中型株をほぼ売買しません。
この規模は機関投資家などの大口買い無しでは大きな株価上昇は期待できません。つまり時価総額「30億→150億」と「200億→1000億」では同じ株価5倍でも難易度がまるで違います。
株式投資で利益を出すには勝利へのハードルを下げて、大きなリターンが得られる方法を探すべきです。
成長事業があること
小型株でも事業や業績が微妙では株価は上昇しません。
投資家に株を買いたいと思わせる事業内容、業績が大事です。これら将来の期待値が株価を左右します。
元々はパッとしない事業や業績でも新規事業開始や業務提携で「企業の大変革」が期待出来る銘柄も期待値が高いです。
短期間で判断する投資家が多いので、僕は「約3年以内に結果が出そうな材料か?」を基準にしてます。
財務分析
財務分析ですが、これは必要最低限でOKです。
財務分析は見方が非常に多く、小型株を多くの面から分析すると「この財務で大丈夫か?」という点が必ず1つは見つかります。
例えば「自己資本比率が低い」「流動比率が低い」など見つかっても過度な心配は不要で、小型株はそんなもんです。そもそも財務の内容が完璧なら小型株(低時価総額)で放置されてませんよね。
リスクがある銘柄だからこそ、注目された時の株価上昇が大きくなる期待値も大きいです。
小型株投資で許容すべきは財務で、例えば増資の発表で株価が下がっても仕方が無いと考えてます。
小型株投資の期待値のまとめ
小型株の株価上昇の期待値は非常に大きいので投資に夢があります。
100万の投資資金が数週間で2~5倍になることもわりと普通にあります。少ないリスク(投資額)で大きなリターンが得られるので期待値が大きな投資法です。
つまり企業の潜在的リスクの見極めさえ出来れば、リスクを限りなく抑えてリターンの最大化が可能な投資法です。
↑は大型株投資では無理です。株主優待や配当も無い銘柄が多い小型株ですが、株価成長の期待値という点では他の投資法にない魅力があります。
小型株投資は生涯、辞められませんね。